エリートな彼に甘く奪われました

憧 ~あこがれ~



「ところでさ、あれ…、あるかな」

躊躇いがちに彼が言った。

あれ?、とは?


暫く考えて、ああ、と思い、棚の中にあると告げた。

すると彼の動きが突然止まった。

……?

向こうを向いているのでよく分からないが、それを手に取り何かを考えてるみたい。

あ、もしかして、私がいつも男の人とこういう事する女だと思ったのかしら。





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