Dear.




「 んぁっ・・・龍弥・・っ 」


「 お前を誰にも見せたくない 」


「 え? 」


「 閉じ込めて、俺だけのモノにして
  ・・・めちゃくちゃに壊したい 」





仮にもつわりの症状がでている
あたしを ドサッと押し倒して
首筋に顔をうめる。






「 ちょっとっ・・・龍弥! 」


「 麗・・・・あ、 」






グイグイと彼を押し返すあたしの
行動で思い出したように
あたしから離れて”悪い”と一言。






「 ふふっ・・・3人になったら
  龍弥は大変だね? 」






笑いながら言うと
振り向いた彼がニヤリと笑って






「 声出せないよなぁ・・お前は 」






ベッドに入ってきた。





< 11 / 60 >

この作品をシェア

pagetop