シュークリーム
村上君はその翌日もまた、シュークリームを持って様子を見に来てくれて……。


それが嬉しかった反面、心は前日とは打って変わってなんだか落ち着かなかった。


そんな自分に戸惑っていた私は、そのうち村上君のことを好きになり始めているんだ、ってことに気付いた。


弱っていたからそんなことを思ったのか、彼の言動がそう思わせたのか……。


どちらにしても、気付いてしまったからにはそれはもうどうしようもなくて……。


私の新しい恋は、このハプニングをキッカケに始まっていたんだ──。


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