子宮にピストル
勿論、全くその可能性が無い訳では無くて。


『出来にくい』体なんだ。


もともと学生時代から生理痛が重く、度々学校を休んでいた。

それでも市販の薬を飲むと痛みは治まっていたし、痛みがあるのは一日だけだったから…


特に気に
留めていなかった


それが酷くなってきたのはいつからだっただろう?

薬を飲んでも痛みは消えなくて、一日しか痛くなかったはずの子宮は、どんどん痛みの時間を長くしていった。

最終的には、意識が飛んで倒れる。こんな所にまで到達していたんだ。


本当はね、

どうしてこんなに酷くなっていったのか分かってる。そう、全てはあの日から――
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