―――幕末―――
男達が己の誠を信じ
貫き生きた時代
一人の少女が壬生浪の前に現れる
その少女、人にはあらず
悠久の時を生きてきた鬼につき
彼らと出会うは偶然か…
それとも神が定めし運命
という名の必然か……
「私は人間が嫌い。だけど…」
『じゃあ、ずっと一緒だ』
闇夜のように暗き心に
また一つ二つ……
大切なもの、護りたいものが増えた
叶うならもう少し……
守られるか分からない
約束をした
叶えられるか分からない
願いごとをした
どうか、せめて
最後まで側で
笑っていられますようにと…
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誠シリーズを
一つにまとめました!!
各章のタイトルが
まとめる前の作品名に
なってます!!
2016.9.10~ 編集作業開始
目次
- 序章
- 優しき鬼達
- 父を探して何とやら
- 口は災いの元
- 勘って当たらなくていい時に当たるよね
- 要注意人物の言動には注意を払おう
- 主の名前を出すのは反則だ
- 行楽地って人以外も多い
- 睡眠妨害って頭にくるよね
- 隠れ鬼はもうおしまい
- 鬼と鬼ごっこ
- 鬼の目にも涙
- 誰にでも嫌いな奴はいる
- 探し物は桜の下で
- 別れた後すぐに再会ってどういうこと
- 桜の下でどんちゃん騒ぎ
- 春の夢
- 探し人は好物で釣れ
- 視線って突き刺さるものなのね
- 夜の散歩
- 外堀は上手く埋めましょう
- 真夜中の哀れな男達
- 言いつけはきちんと守りましょう
- 元老院からやってきた少年
- 鬼対副官
- 新しい出会いと再会
- 夢は現の再生機
- 一回酷い目にあったことはよしましょう
- 子猫の名付け親
- 桜は過去への道しるべ
- 三大魔王降臨
- 荒れる屯所
- 世界にまたとない甘味
- 口には気をつけよう
- 正体見破ったり
- 使えるものは何でも使う
- 口程にもない男
- 甘味への執着は恐ろしい
- 楽しみは何があっても忘れない
- 滅びゆく鬼の里
- あの頃にはもう二度と帰れない
- 暗雲たちこめるは親の心
- 忘却のかなたへ
- 終焉は突然訪れる
- 兵どもが夢のあと
- 梅雨時の迷い
- 優しさは時に重みにもなる
- 気づいた鬼と気づかぬ鬼
- 慣れないことはするもんじゃない
- 向けられた敵意
- みんな意外な特技がある
- 己が半身の記憶
- 変わらぬ真実
- 壊れかけた心
- 迷いは闇夜と共に生ず
- 責任の取り方
- 普段怒らない人程怒ったら怖い
- 言って良いことと悪いことがある
- 勘違いも程々に
- 散りゆく時は桜のごとく
- 怖い話をしてると寄ってくる
- 事の前触れ
- 動乱の幕開け
- 消えた甘味の行方
- 行き過ぎてしまった行動
- 交わした杯
- 第一の粛正
- 角屋での大宴会
- 永別の刻
- 葬儀
- 新撰組拝命
- 間者の最期
- 天然の男はたちが悪い
- 墓参りと不審な影
- 行く年来る年
- 甘味捕物帖
- 魔王様のご滞在
- 二度あることは何度もある
- 我慢するのも時には必要
- 袖すり合うも多少の縁
- 仏の顔が三度は嘘だね
- 血は水よりも濃い
- 捕われた鬼
- 敵のもくろみ
- 哀れな人の子
- 悪夢は現つとなる
- 記憶の鍵
- 大切な家族
- 桜の名を持つモノ
- 雪に咲く紅い華
- 立つ鳥、後を濁さず
- 終章
- あとがき