運命に導かれて


「フッ。羽衣は…どこまでも暖かいな。俺は絶対に羽衣を離さない。2度と元の世界にも帰してやれない。それでも俺の傍にいてくれるか?」



いつのまにかまた形勢逆転で羽衣はすっぽりとルカの腕の中。


「もちろんです。あたしもルカ様とずっと一緒にいたいです。」



「羽衣。愛してる。」


耳元で囁かれる言葉はどこまでも甘く、流れる時間さえどこまでも甘い。



ルカが抱き締める腕を緩め羽衣の顎にゆっくりと手をかければ


夕陽が射し込み橙色に染まる部屋で


2人は何度も何度も飽きることなく唇を重ね続けた。



< 98 / 160 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop