オフィスの華~若社長と秘書のHoneyな関係~
《6》華の忘れモノ

~美苑side~

私は定時に仕事を終えて…最後の仕事の追い込みに殺気立つオフィスを後にする。



いつもの地味な服装に着替えてディナー用の服の入った紙袋を抱えて退社。



忙しそうにしていた今田主任たちには申し訳ないキモチでいっぱいだけど、満員
の地下鉄電車に乗り込む。





毎日…満員電車に揺られて会社に向かうけど…
ワザと地味にした風貌のせいか一度も痴漢には遭遇したコトはない。




扉のそばに立って…窓に映る地味な自分を空ろに見つめた。










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