社長の旦那と恋知らずの妻(わたし)



「申し訳ないと思ったのですが一応と思い電話をしてしまいました。同窓会の邪魔をしてしまい申し訳ありません」

「いえいえ。あの、こういう事年に数回あるんですよね…?」





今はまだ上半期という事はまだあるかもしれない。


どんなに気をつかっていてもあれだけ忙しければ倒れて当然だ。





「良かったら串田さんの携帯番号教えて下さい」





串田さんは拓斗さんは秘書だし私よりも拓斗さんの体調が分かるはず。


それにまた倒れた時だって串田さんが私の番号を知っていたら、拓斗さんの携帯からかけるよりも楽だと思う。


秘書とは言え携帯を見るのは抵抗あるだろうし。





「良かったらでいいので」

「勿論、宜しいですよ。私も奥様の携帯番号を登録しておきたいですし」



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