君だけを愛している…




その様子を2人から見えない位置から静かに見守っていた私は

上手くいった事が分かり ホッと安堵のため息が
でた…




「…私に話しとは
何だ………。」






あっ…忘れていた。
ここは正直に話すしかない…



「いや…………

あの、シェリーとカイさんを2人っきりにしてあげようとおもって…」


「何の為だ…」

「何の為って、
自分の為よ………」


「お前の…為?」


バカにしたようにルイスは言った



「ええ、シェリーには
今日お世話になったから
そのお礼としてしたのよ………」


「お世話…?

そんなの当たり前だろ
それがあいつらの仕事だ」

酷く低い声で言った



「…当たり前?

確かに彼女達は仕事かも しれない…

でも、私にはシェリーが いたからちょっと救われた所もあった…

だからお礼をしようとしただけでしょ」




「私に説教をするのか?お前の思っている事なんて… 私には関係ないだろ
だから人間は嫌いなんだ……

他人の事に深入りして
面倒な事をする

それに巻き込まれる
こっちの身にもなれ」





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