君だけを愛している…







―――――――――





呪いかけてあげる…











お父さんとお母さんは
死ぬまでお互いを愛し、







世界で一番の
幸せ者になって…






皆が羨むような夫婦になってね







そして、おばあちゃんと おじいちゃんになっても 愛し、愛され…






二人で手を繋ぎながら
天国に行くんだよ…










――――――――――








彼女はぎこちないながらも、私に笑顔を向け
暗闇の中に去っていった






今の彼女なら、凍てついた魔界の王の心も

あの温かさで溶かして
あげられるだろう…







その時、彼マルクはそう確信した…












< 50 / 181 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop