彼と彼女と彼の事情


そんなある日のこと。 


珍しい人から電話が掛かってきた。


「よぉ!元気にしてるか?」

「うん。久しぶりだね」


あぁ。この声を聞くと、なんだかホッとする。 


やっぱり、私のことをよく理解してくれてるね。   

優しさに溢れた人。


ただ声を聞いただけなのに、胸が熱くなって涙が出てきそうになった。



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