こちらミクモ探偵事務所2

「誰だ?3番と6番」

斗南が辺りを見回す。
すると、一人の女性がそろそろと手を挙げた。

「あ……アタシです」

「じゃあ6番は?」

皆が辺りを見回す。

嫌だ。信じたくない。
もしかしたらこれは6じゃなくて9かもしれない。

しかし、ここにいるのは全部で六人。
9番なんて書いてある割り箸はない。

「……僕ッス」

霞は小さく自己申告した。

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