Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~



「ほら掛かってきた」

「先輩」

「早く行きなさい」

ウインク!

先輩…それは何ですか?

「では、お先に」

更衣室を飛び出して、社長室へ

鞄を置いて、多分探しているであろう書類を手にし

コンコン

「失礼します」

「社長、書類です」

書類を渡し部屋を出ようとすると

「何、グズグズしてた」

グズグズって僅か数分じゃないの。

「すみません」

「遅れた罰な」

「えっ?…ッ!」

唇が合わさった。

と思ったら離れた。

「そんな何回も…キ、キスしないで下さい。こ、此処は会社です」

ほんと何考えてんのよ。信じらんない。

「お前が慣れてないから練習だ」

「はぁ?れ、練習って…だ、誰かに見られたらどうするんですか?」

「別に悪い事してる訳じゃないし、構わないが」

「わ、私は困ります」

「何で?」

何でって…マジに聞いてるの?

「変な噂がたちます」

「変な噂?」

「し、社長と…私が…」

何言わすのよ。

「俺とお前が付き合ってるとかか?」

「……」

「結婚すんだから言いじゃないか」

「結婚?しません」

「それがするんだよな」

急に優しい声で言ったかと思うと

抱きしめられていた。

そして耳元で

「いい加減諦めろ、な」

甘く囁く。

「ヒ、ヒャッ!」

み、耳朶噛まれた。

「し、社長…は、離し…て…く、下さい」

社長の唇が耳朶から首筋に…

「社長…」



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