Apasionado!~俺様社長様の甘い誘惑~



――



や、やっと…口が離れた。

私は立ってるのがやっと!

抱き留められているから立っていられるけど

耳元で

「フッ Lesson3終了」

Lesson3?

社長から離れ

「Lesson3って、何なんですか?」

「ん? お前のキスのLesson」

キスのLesson?

「そ、そんなLessonしなくていいです!」

し、失礼な!

「昨日、教えるつったろ」

「お、お断りしました」

「お前は…せっかく教えてやるつってんのに…ほんとに恩知らずだな」

お、恩知らず。私が?

「社長、その日本語おかしいです」

「ん?」

「恩知らずにはならないと思います。私は丁寧にお断りしたんですから」

「……」

「お断りしたのにそれでも…お、教えるって言うのは、押し付けがましいと思います」

「クッククク…」

社長が笑い出した。

何がおかしいのよ。

「ハハハ…」

大爆笑してる。

もぅ ほっといて仕事しよう。

デスクに戻ろうとしたら!

手を掴まれて…また抱きすくめられた。

…それでも笑い続けてる。

「し、社長、離して下さい。もう、仕事をしなきゃ」

「あぁ、そうだな。 ハハハ…」

「……」

やっと離してくれた。

笑いも収まったみたい。

「さ、仕事するぞ」

「…はい」

社長は部屋に入って行き。

はぁ~

ほんと、何がキスのLessonよ!馬鹿にして!

油断しちゃいけないわ。

簡単にキス出来る女と思われる。

てか、もう思ってるんじゃない?

やばい!

明日からのお休みで傾向と対策を考えなきゃ!








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