スイートルームの許婚
「違ったのか?」


「・・・愛斗は私を…?」



「お前みたいに厄介な性格の女は嫌だ…」


「あんただって…十分、厄介でしょ?眼鏡外したら人格変わるなんて…」


「・・・別に…それで、今まで…女の切れ目なかったけど・・・」



どんどん、キモチが離れるし、


雰囲気が険悪さを増してゆく。



「食べたら、内線で呼び出せ!」


愛斗はそう吐き捨てて、再び、眼鏡を掛けて、スイートを出て行った。






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