スイートルームの許婚
「俺のコト嫌いだったんだろ?」



「・・・そうよ!嫌い!!眼鏡の男は嫌いよ!!!」



俺の全てを見ずに唯、眼鏡を掛けているからって嫌いって差別極まりない。


「お前だってさっき…眼鏡を掛けてたクセに…それに今はこの眼鏡はダテなんだよ」



俺は銀縁の眼鏡を外した。



「レーシック受けて…眼鏡は不要になった…眼鏡を上げるクセが抜けなくて、眼鏡を着けている…」


由可奈には言わなかったが…俺には眼鏡を身につけなければいけない別の理由があった。



「・・・」









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