スイートルームの許婚
後2時間ではとても無理だーーー・・・



私の顔は絵画の『ムンクの叫び』みたいに歪んでゆく。



ともかく、ページが少なくても、あっちゃん(担当の名前は林亜津世(ハヤシアツヨ))を唸らせる序盤の小説を書けばいいかなー。



私は慌てて、散らばった下着とジャージをかき集めて、着込む。



下半身の痛みよりも、執筆しなきゃー。



私はパソコンに向かって、夢中で今まで考えていたプロットをボツにして、ガチで新作の執筆に入った。



昔、自分を捨てた男と再会して、寝てしまう…女。


身体は快楽に酔ってるのに心は自分を捨てた男を許せない。



身体と心のバラバラ感が…女を戸惑わせる…



今の自分と重なって実話っぽいけど…今はこれしか浮かばない。











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