気ままに生きる
 あと、たまにでも日本語の曲をやらなきゃいけないのもいやだった。自分たちの好きな曲は英語だったけど、日本人って言葉で音楽を追うじゃない。今でこそ不思議な感じはあるけど自分たちのカラーが出ているなあとか、いい曲だなとは思うけど、当時は若かったからわからないし、時代がぜんぜん違うから日本語のロックはカッコ悪いと思っていた。

 でも清志郎(忌野清志郎…RCサクセションのボーカル、ギター)はそこをうまくやったと思うよ。日本語の使い方うまいし、そんな難しいこと言わないんだけどすごいよく伝わってくるし。なんかさ、今の音楽ってのは好きで、愛して、どうしたって言い方を変えているけど同じようなこと言ってるでしょ。もう、めんどくせえって。清志郎の歌詞を聴いてると「愛してる、愛してる」ってホントはっきり言ってるし、ちょっとした言い方ですごいサマになってるし、やっぱりあの歌はすごいと思うよ。



ライブ中の写真、手前はマモル・マヌー、後ろにルイズルイス加部
(C)アルタミラミュージック
< 50 / 203 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop