龍王 【完】
「萌佳、お前を抱きたい。いいか?」

頷く、萌佳が愛おしい。

そのまま、寝室に運び覆いかぶさった。

何度も、何度も、萌佳の名前を呼び、1つになった。

めちゃくちゃ俺は幸せだった。

まだ、昼間だと言うのに求め合った。

もう手放さない。

心底思った。

親父に認めて貰えなかったら家を出てもいい。

萌佳さえ傍にいてくれるなら…
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