幸せになりたい
私は頭の中のいる小人さん達を総動員して昨日のことを思い出す。

いつものバーで飲んで・・・
マスターの友達と一緒に飲んで・・・

それからの記憶がない。

確かのこの人健太郎とか言ってったっけ。



『あの・・・二人ともいい大人ですから・・・では。』

「いい大人だとなんなの?」

『ですから、勢いって言うか。そういう奴で・・・』


私はそう言い切ると、もうダッシュで着替えて、
玄関ドアに向かった。


健太郎と言う人が何か言っていたけど、聞くほどの余裕なかった。


その時に言っていた言葉をちゃんと聞いていれば、
あんなにも驚かなくてよかったかも知れない。
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