大切な人に想いを伝える魔法の言葉



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淋しいです

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考えてみたんです。

自分にとって大切な人が

もしもいなくなったらって。


想いを巡らせてみると

その人とのあいだに生まれた

過去のいろんなできごとが、

みるみる浮かんできました。


そんなひとつひとつの

思い出を味わってみたうえで

その人とのつながりを失うと思うと

淋しさが込み上げてきたんです。


大切に想っている相手と会えなくなって

一人ぼっちな気分を味わうのは、

それはそれはつらく悲しいことです。

離ればなれになってしまうのは

心細くて不安で仕方なくなります。


でもじつは、そんな淋しさは、

幸せだからこそ

味わえる感情なのではないかな、

と思えてきたりもしているんです。


淋しさを味わえるのは

会いたい人がいるからです。

会いたい人がいなければ

会いたいキモチにもならなくて

淋しいキモチも芽生えてきません。


大切な人がいてくれて、

一緒にいたいと願える相手がいたからこそ

淋しさが生まれるのですね。

これから会えなくなる未来よりも

これまでつながりあえた時間についても

大切に味わっていたいものです。




淋しいっていうキモチは

恋しいというキモチに少し似てます。



大切な人、大切な物たちとの、

つよい絆を信じているからこそ、

その絆が切れたり弛んでしまうことで

大切な何かを失ってしまうんだと、

連想しまっているのかもしれません。



好きだなあっていうキモチ

愛しているっていうキモチ

だからこそつながりを求めていて

それが叶わなくなって淋しいのですね。



そこに愛情があったからこそ

愛情を注ぎ合った相手がいたからこそ

生まれてくれたキモチであり、

そのキモチを伝えるために

生まれてくれる言葉、それが淋しいです。


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