大切な人に想いを伝える魔法の言葉



いっしょに暮らしている人がいると、

玄関のトビラをあけるときには、

家にいる誰かが「いってらっしゃい」と

手をふりながら言ってくれるものです。

子供のころなら、母親が伝えてくれたり、

結婚してからなら、奥さんが伝えてくれたり。


ただ、最近では家以外の場所でも

「いってらっしゃい」と言ってもらえる

シチュエーションは数多くあります。


例えばホテルのロビーでチェックアウトするとき、

朝早くの喫茶店や珈琲ショップでテイクアウトするとき、

「いってらっしゃいませ」と声をかけてくれます。


常連でなくて、一見さんだとしても、

自分を知ってくれているような、

大げさにいうと家族になったような気分になれます。


そういう場面で、見知らぬ人たちからでも

「いってらっしゃい」と言ってもらえると

ちょっと背中越しに自分を待ってくれている誰かが

いてくれるような心あたたかな気分になるものです。


そんな体験がきっかけで、

我が家の日常でも使うようにしています。

できるだけ、「いってらっしゃい」と

「おかえりなさい」という言葉を

大切に伝え合うことを心がけています。


お互いが外へ出かけるときはもちろん、

「いってらっしゃい」「いってきます」

帰ってきたら「おかえりなさい」「ただいま」と

ちゃんとお互いに伝え合うようにしています。
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