俺様社長の溺愛
フェンス越しに、外を見ていた。

「来てくれたのね?」


振り返った私は絶句した。


「香華さん。あなたが?」


私の質問に、ゆっくり頷いた。


「あなたに、

どうしても話したいことがあって」



「なんでしょうか?」



しばしの沈黙。

「・・・香華さん?」



「修二を諦めて」

私は言葉を失った。
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