[続2]素敵過ぎる恋愛…あなたの世界へ
「愛美さんの旦那さまってどんな人?
 やさしい??」


『ふふ・・・やさしいって言うか、心配性って感じかな。
 妊婦になって、悪化した感じ。』


「そうですよね・・・私もこの頃やさしくされるのはうれしいけど、
 うざくって・・・
 あれもダメ!これも駄目って・・・」


『でも、しょうがないよね。私たちだけの体じゃないし・・・』


「それでも、私なんて、同級生はまだ学生やってて合コンとか・・・
 飲み会とかいろいろ楽しい事してんのに・・・
 なんだか、これでよかったのかって思っちゃう」


『かおるちゃんは若いから・・・』


「そんなことないですよ。でも年相応の服着たいじゃないですか・・・
 ヒールはだめだっていうし、短いスカートも駄目って・・・

 この頃、だめだめって言われすぎて・・・
 たまには男の人にきれいだとかそういう事言われたいわ・・・」


『もーそんなこと言って。
 旦那様を大切にしなくちゃ。』


「旦那は大切だし、愛しているけど…
 やっぱりやりたかったことあるじゃないですか・・・
 そうですね…たとえば、かっこいいバーで飲んでみたいとか、
 ホストクラブに行ってみたかったとか・・・

 でも、所詮、お金もないですし、それは無理ですね。」


『・・・そこに行けば、今のかおるちゃんのストレスは解消されるの?』


「解消って言うか・・・興味はありますから。」


『そっか。旦那様が行ってもいいってもいいって許可してくれるなら、
 連れて行ってあげてもいいけど…
 ただ、それで旦那様との仲が悪くなるのは困るな。』
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