ギルディラヴ~社長と誓う偽りの愛~
まさかその女が兄貴の想い人とは・・・



十和子は俺と兄貴を部屋に招き入れた。



「どーぞ」


十和子の部屋は2DKの部屋。


女の一人暮らしにはちょうどいい間取り。


俺と兄貴にコーヒーを淹れてくれた。


「どうして??仁科さんと諒平が…」


「誤ってホームに落ちた…私を救ってくれたの…」


「えっ!?そうなのか?諒平」


「まぁな」


キッチンに戻った十和子を追い駆けて、俺を腰を上げた。


「トイレは?」


「そこだけど」


十和子は近くのドアを指差す。


「おい・・・昨日の夜のコトは兄貴に内緒だからな…」


俺は十和子の耳許で囁く。
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