オトナのキュンラブss†渇望~体から始まる恋
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円を描くように振り上げた腕から、水滴が顔に降り注ぐ。



早朝。

人影もまばらなプール。



私は勢いよく水から上がると、大きく息を吐いた。

プールサイドに置いていたタオルで顔を拭うと、傍らにあったペットボトルの水を喉を鳴らしながら飲む。



---最近の私は変だ。



もう季節は秋だというのに、どうしようもなく水が恋しい。

というより、水に飢えている…---





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