オトナのキュンラブss†渇望~体から始まる恋





「---で、毎朝泳いでから仕事に来てるんですか?」

二つ後輩の上野ちゃんは呆れたような顔をする。


「そうよ」

そのためにわざわざ早朝からオープンしているジムに入会までしたりして。


「南さん、どんだけ体力あるんですか」

と言う上野ちゃんの言葉を遮ったのは、

「っていうか、意味深ですね」

上野ちゃんと同期の松本くん。


ミーティングを兼ねた三人でのランチは、途中からどんどん脱線してしまっていて

「意味深って何が?」

私はもうミーティングを諦めた。



「水に飢えてるってところが」


「「はぁっ?」」

思わず上野ちゃんとハモってしまった。



「満たされなくて渇いてるとか…エロいですよね。

南さん---欲求不満、ですか?」



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