スイートスキャンダル
「ちょっと待ってよ!どういう事!?」


親友とは言え、予想外過ぎる展開に頭が付いていかなくて、まるでカウンターを喰らったような気分になった。


「だって、遥は本当に楽しみにしてたでしょ?遥の事だから、きっとこの機会を逃したら忙しくて中々行けないだろうし、でもさすがに一人じゃ心細いかと思って……。そしたら、ちょうど暇な子がいたから、あたしの代わりに行って貰う事にしたの」


語尾にハートマークが付いているかと思う程の弾んだ口調に、言葉を失いそうになってしまう。


「そろそろ着く頃だと思うから、仲良く楽しんで来てね?」


「ちょっ……!」


「大丈夫、きっと気が合うよ!」


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