逢いたくて

過呼吸

私は必要な荷物だけ持ち会社を出た

悲しすぎて

急すぎて

涙もでない



気づいたら知らない公園にいた

ここはどこなんだろう…


……どうでもいいや……


どうにでもなれ~




そのまま時間だけが流れた

会社をでたのは確か昼前

あっというまにあたりは真っ暗だった


季節は夏

昼間流れた汗はすっかり冷えきっていた

それでも暑さも寒さも感じない

全身の感覚が麻痺していた
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