Light of hope Ⅰ【完】




「ありがとう」



「気にするな。俺が嫌なだけだ」



ポンポンッと頭を撫でられ、そのまま下駄箱で蓮と別れると、上履きを取り出す。



「紙もない。……凄い効果だな」



そんな事を考えながらも屋上へと向かおうとすると、下駄箱を出たところで蓮が壁に寄りかかって待っていた。



「行くぞ」



「ん、待っててくれてありがと」



ああ、と返事をした蓮と共に屋上へと向かう。





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