溺愛シンデレラ~キミとHappyWedding~
俺は思わず、彼女を自分のデスクに呼びつけた。


キミのコト…好きだけど…嫌味の一つや二つ、言いたかった。


好きな子をいじめるみたいに俺は彼女に嫌味を吐き捨てる。


俺の咳き込む姿を見て、彼女はお茶を淹れてくれた。


彼女はお茶の抗ヒスタミン作用で咳がおさまると説明する。



俺が風邪を引いたのは彼女のせいなのに、労われるのは本当に妙だ。



俺は無意識に飴と鞭を上手に使う彼女に鼓動をドキドキする。



やっぱり、俺はキミが欲しい…
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