クールプリンスはあたしの旦那



「ほんとに、大丈夫です」


「龍ちゃん、あたし藍佳さんと話したいから出て行ってくれる?」


なんだか、あたりが強いような…。


お義父さんは頷いて病室から出ていった。


「ったく、女心がわかってないわ。
あたしの育て方が悪かったのかねー、ほんと」


そう言ってため息をはいた。


なんだか、雰囲気とは違う。


見た目はおしとやかそうな人なのに、
話してみるとすごく親近感の沸くような
人なつっこい人。


そんな感じ。


「あ、1人で勝手に話しててごめんなさい」


「いえ、たのしいです」


「そんなにかしこまらないで!」



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