長い夜の甘い罠【完】


「…さようなら」


男を背に寝室を後にすれば、男の部屋を後にし自宅へと向かい。

家族を死へ追いやった事はずっと忘れない。

今回は失敗したけれど、またいつかチャンスが出来たらその時はまた…復讐するわ。


「…美咲さん?」

「……え…」

「美咲さんよね?」


最寄りの駅へ着き切符を買おうとした矢先、背後から声をかけられ振り向くとそこには見知らぬ女性が立っていた。


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