SWEET HOLIC《1》~イケメン専務の甘い独占欲~
「…ドン引きするよりも…いい…大歓迎だ」



「大歓迎?」



「…会議室で奪ったキスも初めて…それ以上も初めてなんだろっ?そう言うのってそそる」


「そそるって…」




俺は自販機の影に隠れ、戸惑う蘭莉の唇を奪った。



ラーメン味のキスは秦多の顔が浮かび…苛立ちを憶えた。



「せ、専務っ!?」


「今は…克己でいい」


「…でも、いきなり名前を呼び捨てるなんてできません…」



「それくらいはしろっ。俺を悩ませた罰だ…」



「罰って?」


俺は軽く蘭莉を抱き締める。

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