雨の日に、キミと一緒に創るエロ。

 「うわぁ。 綺麗な色。 美味しそうですねー。 いただきましょう、篠崎さん」

 流山先生が口角を上げながら、パスタを口に運んだ。

 「わー。 美味い!! 家の近くにこんなに美味しいイタリアンがあったとは・・・。 僕も行きつけにしても良いですか??」

 流山先生が目をキラキラさせながら、白木氏を見上げた。

 「もちろんです。 喜んでいただけて光栄です」

 白木氏が、それはそれは嬉しそうな顔で応えた。

 どれどれ。 ワタシも食べましょうかね。

 あぁ。 フォークにパスタを巻きつけてる最中にも涎が出そう。

 厚めにパスタを巻き付けたフォークを、大きな口を開けて突っ込む。

 うわー。 ホントだ!! とんでもなく美味い!!

 「篠崎さん、目ん玉ひん剥けてますよ」


 そう言って流山先生が笑うから、慌てて閉じた瞼の上から目玉を戻す様に指で軽く押した。

 「いやー。 今日も突き抜けて美味!! 目ん玉飛び出るかと思いましたよ」

 「・・・フツーのヒトはほっぺたが落っこちるんだけどな」

 すかさず白い目で白木氏が突っ込んだ。

 「細けーなー」

 昨日の白木氏の言葉を引用し仕返すと、白木氏が眉を八の字にして笑うから、なんとなくつられて笑ってしまった。
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