ONLY YOU~年の差結婚の秘密~
「!!?」


敦司さんが私に近づいて来る。



「えーっと何か…」



「…今度は泣かないでくれ…」



「あ…んんっ…」



敦司さんの右手が私の後頭部に回り込む。

そのまま顔を近づけられてまたキスを落とされる。


直に伝わる敦司さんの熱情に私は流されて…そのまま彼の背中に手を回した。



激しいキスの後は優しくギュッと抱き締められた。


私の顔はいい色に茹で上がった蛸のよう。


恥かしくて私は俯いて彼の胸許に頭を寄せるしかできなかった。



「…私は少し奥のベットで寝る…ディナーの予約時間は19時…18時半に起こしてくれ」



敦司さんは私を抱擁の呪縛から解き放ち…放置して奥の寝室に行ってしまった。


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