ONLY YOU~年の差結婚の秘密~
「相変わらず…佑介は人の話訊かないわね・・・」


近くで訊いていた円が呟く。



「全く、アイツはしょうがない男だ…」



「…頭取…書類に捺印をお願いします…」


「判った」



円から書類を受け取り、軽く目を通す。



「…佑介と付き合っていたんだろ?何故?別れた??」



「…別に…性格の不一致よ」



「…円にも見合い話来てんだろ?」



「…自分が片付いたからって…私にも見合いを強要するの?」


「別に私は…訊いただけで…そんなに向きになって…」


「敦司の馬鹿馬鹿馬鹿っ…鈍感!!」


「円!?いきなり…馬鹿とはなんだ?」



「私…休憩して来る…」



「おいっ!?」

円まで一方的に私に自分の言いたいコトだけ言って、給湯室に消えた。私から見れば…円と佑介は性格がそっくりだ…



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