甘いのくださいっ!*香澄編追加しました*
あじさい
「っで、その月曜から
冴えない顔してるのは
そういう理由(わけ)なのね。」
結局、私は全てをまた香澄に話した。
お酒の出ない社食にて。
「うーん。
ただならぬ雰囲気で
強引に話を決められたんだけど
後になってよく考えると
こんなことでいいのかなぁって。」
「いいんじゃないの?
年齢=彼氏いない歴の胡桃に
遂に彼が出来たんじゃない。
しかも一度に二人もよ!
もっと、喜びなさいよ。」
はぁ………………。
結局、坂下さんの提案はこうだった。
取り敢えず、両方と試しで付き合う。
期日は3ヶ月。
そして、
3ヶ月後、どちらを選ぶのか。
それともどちらも選らばいないのか。
私の好きにしていいらしい。
ってさぁ。
簡単に坂下さんは言ってたけど、
これって、要は二股じゃん。
「っで、週代わりなんだって?
その和菓子職人とーーー」
「僕とね?」
「坂下さんっ!」
「胡桃ちゃん、そんなに驚かないでよ。
これでも仮彼氏なんだから。」
坂下さんは社食のトレイに
お蕎麦を乗せて私たちのテーブルに
そのまま座った。
私の隣にーーー。
「あっ、私お邪魔ですよね?
どうぞ、ごゆっくり~って
あんた、何、押さえてんのよ。」
香澄が席を立とうとするのを
阻止するべく向かいに座る、
香澄のトレイを思い切り押さえた。
「ああ、春川さんも
気を使わないで。
一応ね、色々と細かいルールがあってね、
僕が担当の週以外は社内では
二人きりにならないことに
なっているんだ。なんせ、
猫の額が煩くてさ。
まぁ、そのうち
堂々と二人で手を繋いで歩くことに
なるけど……ねっ?胡桃ちゃん。」
「っ/////////////」
そ、そのウインク止めてください……。
「ねぇ、猫の額ってなによ。」
「うん……また追々に話す……」
と、小声で聞いてきた香澄に
小声で答える。
「そっ、まぁどちらにしても
まだまだ、聞かなきゃいけないこと
これはーーー相当ありそうね。」
と、私たちがこそこそ
話しているうちに
すっかり食べ終えた坂下さんが、
「じゃ、胡桃ちゃん。
僕、時間がないから行くけど、
あまり、甘いものは食べないようにね。」
坂下さんは私の頭をぽんっとすると、
颯爽とその場から立ち去った。
うぅ~
ぽんっとかって……
確かに憧れていたけど……
実際にされるとーーーー
照れる///////////
冴えない顔してるのは
そういう理由(わけ)なのね。」
結局、私は全てをまた香澄に話した。
お酒の出ない社食にて。
「うーん。
ただならぬ雰囲気で
強引に話を決められたんだけど
後になってよく考えると
こんなことでいいのかなぁって。」
「いいんじゃないの?
年齢=彼氏いない歴の胡桃に
遂に彼が出来たんじゃない。
しかも一度に二人もよ!
もっと、喜びなさいよ。」
はぁ………………。
結局、坂下さんの提案はこうだった。
取り敢えず、両方と試しで付き合う。
期日は3ヶ月。
そして、
3ヶ月後、どちらを選ぶのか。
それともどちらも選らばいないのか。
私の好きにしていいらしい。
ってさぁ。
簡単に坂下さんは言ってたけど、
これって、要は二股じゃん。
「っで、週代わりなんだって?
その和菓子職人とーーー」
「僕とね?」
「坂下さんっ!」
「胡桃ちゃん、そんなに驚かないでよ。
これでも仮彼氏なんだから。」
坂下さんは社食のトレイに
お蕎麦を乗せて私たちのテーブルに
そのまま座った。
私の隣にーーー。
「あっ、私お邪魔ですよね?
どうぞ、ごゆっくり~って
あんた、何、押さえてんのよ。」
香澄が席を立とうとするのを
阻止するべく向かいに座る、
香澄のトレイを思い切り押さえた。
「ああ、春川さんも
気を使わないで。
一応ね、色々と細かいルールがあってね、
僕が担当の週以外は社内では
二人きりにならないことに
なっているんだ。なんせ、
猫の額が煩くてさ。
まぁ、そのうち
堂々と二人で手を繋いで歩くことに
なるけど……ねっ?胡桃ちゃん。」
「っ/////////////」
そ、そのウインク止めてください……。
「ねぇ、猫の額ってなによ。」
「うん……また追々に話す……」
と、小声で聞いてきた香澄に
小声で答える。
「そっ、まぁどちらにしても
まだまだ、聞かなきゃいけないこと
これはーーー相当ありそうね。」
と、私たちがこそこそ
話しているうちに
すっかり食べ終えた坂下さんが、
「じゃ、胡桃ちゃん。
僕、時間がないから行くけど、
あまり、甘いものは食べないようにね。」
坂下さんは私の頭をぽんっとすると、
颯爽とその場から立ち去った。
うぅ~
ぽんっとかって……
確かに憧れていたけど……
実際にされるとーーーー
照れる///////////