Treasure~もう一度、恋~
雑誌が発売されて1週間。

仕事の依頼は爆発的に増えた。

…が。

そうじゃないものも、増えた。




就職希望者の問い合わせ

ファンレター

無言電話

などなど





「先生…、電話口で誰かがハアハア言ってるんですけど…」

「…なにも言わずに切って」

「先生~!白い液体が入ったビンが届いたんですけど~!これなに…」

「捨てて!今すぐ!!」



…本気で、平澤くんにボディーガード頼もうかしら



「やっぱ、先生ビジュアルいいから、変な人に目つけられちゃうんですよ~。
 ある意味芸能人的な。」

「嬉しいような、ちょっと複雑…」



変わり始めた日常。

でも、これはほんのはじまりに過ぎなかった。










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