銀髪姫と不良幹部
第二章

もう一つの呼び名

(依亜side)


あれから1ヶ月がたった。


私は前と変わらずにいた。


いや、変わりたくなかったんだ。


みんなと過ごした日々を…忘れたくなかった。


はっ、未練タラタラだな…。


「お嬢、着きましたぜ」


「…ああ」


車から降り、周りを見渡した。


どこもカラフルな頭をしている不良でいっぱいだった。


不良達を見ながら、一ヶ月前の事を思い出していた。

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