「十歳まで生きられないだろう」と医者に診断された侯爵令嬢フランチェスカは、社交界デビューをすることもなく、優しい両親や王国一の美貌を誇る兄に溺愛され、のんびりした生活を送っていた。 　趣味は読書とお話を書くこと。 　フランチェスカは性別を偽り小説を書く、王都の人気作家でもある。 　だが医学の進歩によるものか、フランチェスカは宣言されていた寿命を越えて、結婚適齢期になってしまう。 　――今さら貴族に嫁ぐなんて無理！ 　毎日持ち込まれる縁談を断り続ける中、兄から「お前の結婚相手に、中将閣下はどうだろう？」と持ち掛けられる。 　中将閣下こと『マティアス・ド・シドニア』はかつて兄の命を救った功績で貴族に任じられた男だ。 　中央の貴族社会を嫌い、なんと八年も辺境の領地に引きこもっているのだとか。 （辺境の嫌われ貴族なら、結婚しても作家でいられるんじゃないかしら？） 「私、結婚します！」 　フランチェスカはたったひとりのメイドを連れて、シドニア領地へと押しかける。 　一方『押しかけ妻』を追い返す気満々だったマティアスは、初対面の自称花嫁を見て、度肝を抜かれてしまい――？ （こんなかわいくてふわふわでお人形さんみたいな娘が、俺の妻？） （自制できる気がしないんだが～～～～～～！） 　理性を必死に押し殺して『お帰り頂きたい』と願う中将閣下と、なにがなんでもお嫁さんにしてほしい令嬢の甘い攻防戦。

「恋愛は成就するまでが楽しいもの――」 それが彼の口癖 美男子で、軽くて、頭がよくて、仕事ができる どこか底が知れない出来すぎた男 山邑リゾート副社長 山邑始（やまむらはじめ） 彼に恋なんかしたら それはもう終わりへのカウントダウン？ だから絶対に近寄らないようにしていたはずなのに 「俺は君を大事にするけど 君は俺を好きになんかならなくてもいいよ」 彼は自分の魅力をまったく隠さずに 私を溺愛して離さない 「欲しがりな俺に幻滅する？」 「そんなわけないじゃないですか」 不感症（⁉︎）不真面目副社長 × 不眠症（!）真面目OL 甘い恋の攻防戦 start→20170513 20200716←end

「俺の、葵……やっと手に入れた……」 御曹司の不埒な感情をつづったＳＳ 【パスワードは書籍の帯に記載されています】

「初めましてこんにちは、離婚してください」 なにげない夫婦の日常のショートストーリー

ベリーズ文庫より1月10日発売のため 一部試し読み公開とさせていただきました 今まで読んでくださった皆様 ありがとうございました！ エリート弁護士と始めた、期間限定の同居生活 最初は清く正しい関係だったはずなのにーー 「服、脱がせていい？」 田舎から出てきたごく普通の 少し引っ込み思案な女子 増井小春（ますいこはる）24歳 × あだ名はプリンス 若手弁護士・神尾閑（かみおしずか）29歳 「もう、我慢できない」 密かに憧れていたエリート弁護士は 優しい王子様の顔の裏に あれこれと秘密を抱えていたようで？ 「俺にヤキモチ焼く権利ないって わかってるけど……嫉妬で気が狂いそう」 ややこしかったり、遠回りだったり けれど過保護な彼は溺愛を隠さない 20180624→start 20180824→end