ひめがたり〜いばら姫に真紅の薔薇を〜Ⅱ 藤宮 茅/著

ひめがたり〜いばら姫に真紅の薔薇を〜Ⅱ ——生きろ。真実の絶望が訪れるその時まで。

あらすじ

芹霞の腕に現れた薔薇の痣は、血色の薔薇の痣(ブラッディ・ローズ)化の前兆。自らの変貌を防ぐため、芹霞は一縷の望みを抱き、陽斗と共に氷皇に会いにいく。櫂、煌、玲、桜の四人は元老院に呼びだされ、御子神祭に賑わう明治神宮へと向かった。呪詛をもたらすゲームは破壊したというのに血色の薔薇の痣(ブラッディ・ローズ)の増殖は止まらず、過去に紫堂が生み出した殺戮者集団・制裁者(アリス)までもが現れる。固い絆で結ばれていたはずの五人の間には、いつしか不穏な空気が流れはじめ…。やがて明らかになる、八年前のある出来事。複雑に絡みついたいばらを解き、希望の光を手に入れることはできるのか。

著者コメント

こんにちは、藤宮茅です。?巻の発売にほっとすると同時に、ここまで応援くださいました皆様、?巻をご購入下さいました皆様に、御礼申し上げます。切なさと苦しみを与えるいばらに囚われた彼らが、各々下した決断といばら姫への"想い"の行く末を、最後までお見守り頂ければ嬉しいです。


登場人物紹介&相関図

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