ーーー「僕は人間でありたい」
ヴァンパイアである事
光の世界を避けていた
ヴァンパイアの少年
紫倉・ブルーム・エルザ
校内のピラミッドの最上層住人
応援団団長・赤嶺 和真
ーーー「私は君に、もっと日のあたる所をみせたいだけなんだ。だって、世界はこんなにも幸せで溢れてる。」
貴女はどうして僕を光の世界に誘うの?
貴女は僕にとって眩しくて仕方がない存在だったのに…
貴女を見ると
貴女と会話をすると
貴女に触れると
僕の中の『化物』が目を覚まし
貴女を食べてしまう…
ヴァンパイアにとって逃れられない宿命
ーーーヴァンパイアの呪い
どうかお願いします
僕の中の化物(キミ)
僕は人間でありたい。
ちっぽけだけど悲しくも愛しい物語。
ラストは涙なしでは読めません。