矢車 ともさんのレビュー一覧

★★★★★
2009/10/28 10:09
しあわせでした。

なにやら可愛いタイトルに釣られてみたら本当に可愛いくて、嬉しくなった作品でございます。 回数券なんて発想も好きだし、どこで手に入れたとか面倒な事をグダグダ書いてない所も好きです。 絵本・童話ジャンルで書かれた作品は、伝えたい事をやたら回りくどく著したり、感動や何かを狙った作品が多くて冷めてましたが、これは何だか素敵です。 終わり方も好き。 4、5歳ぐらいの子にちょうど良い感じでしょうか。 是非どうぞ、行ってらっしゃいませ。

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★★★★★
2009/10/27 00:35
愛が溢れるファンタジーでございました。

お姫様と王子様、身分違い等々を盛り込んだ、ただのラブファンタジー……と、侮るなかれ。 国同士の駆け引きや過去の真実を知る緊迫感、そんな事柄まで盛り沢山に描かれております。 そして、それを一番簡単な言葉で描ききれている所も素敵。 こういうジャンルを読んだ事のない方々にお薦めしたいです。 食わず嫌いは勿体無いですから。 是非どうぞ、行ってらっしゃいませ。

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★★★★★
2009/10/23 10:46
時々女子高生、なんです。

いちいち爽やかで、若さが眩しくて、ちょっと特殊な龍馬君が普通に見えちゃうような作品でございました。 表紙を見て好みかも、と思う方は読んでも時間の損は無いかと。 かなり素敵に全部を示唆する表紙ですから。 余計な感情のないド直球な青春物語をお探しの方々に、青春ってなんぞや?と記憶の彼方に行ってしまった方々にもお薦めしたいです。 是非どうぞ、行ってらっしゃいませ。

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★★★★★
2009/10/21 11:22
“ミチ”を、どう変換しますか?

最近は後書きで言い訳をする作品が多く、冷めてしまったりしてませんかね。 でもコチラは後書きまで含めて完結したような、最後まで読んでも後悔しなかった作品の一つです。 不思議な場所から始まり、どこに落ち着けるのか予想が付かない雰囲気は独特。 人によっては不思議なまま終わるかも知れませんが、私は好きです。 ふと不安になった時、自分の不安を煽って更に沈みたい時に読むには素敵な作品だと思うのです。 是非どうぞ、行ってらっしゃいませ。

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2009/10/16 10:24
タイトルに釣られちゃって欲しいです。

何のハジメテだろ、とワクワクで読んでみて欲しいですね。 かなり直球な物語なのに小難しく色々と考えたくなる作品でございました。 普通に生きていれば何においても“ハジメテ”という事がある訳です。 でも、初めてだった事を忘れがちになるのも普通に生きているという証……みたいな? 何ヶ月かに一度ぐらい、行き詰まったら読みたくなる作品でございます。 たまには初めての気持ちを思い出して、自分が何をしようとしているのか真正面から見てみるのも楽しいもんです。 どうぞ是非、行ってらっしゃいませ。

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★★★★★
2009/10/15 10:06
全4ページ、いかがでしょうか。

完結速報で埋もれていくには惜しい気がする、可愛い作品でございました。 数ページで完結ボタンを押すのならば切り取った場面をちゃんと書いて欲しい、と願う者としては読んで良かったと思えたのです。 変に目線を書き分ける事もなく伝わる雰囲気、最後の一文とタイトル、その辺りも好きです。 皆様どうぞ、行ってらっしゃいませ。

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★★★★★
2009/10/14 10:11
25ページの短編、いかがでしょうか。

完全な架空世界でのお話で、素敵な恋愛物語でございました。 こういう世界を描こうとして失敗しがちな淡々とした文章、それが上手くはまって雰囲気を作っている感じが好きです。 とても短い恋ですが、白いかけらが舞う場面は頭に残りました。 是非どうぞ、行ってらっしゃいませ。

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★★★★★
2009/10/13 10:17
甘々に飽きたら、ちょっと戦いませんか。

恋愛もイイけど、ロボット物だって負けずにドキドキでございます。 野いちごの雰囲気に合わせたのか、ちょっと勿体ないぐらい短い作品ですがツボは押さえてありますし、難しい単語も出て来ません。 ちゃんと理由があって、ちゃんと戦います。 なので初心者の方もマニアな方も、是非どうぞ行ってらっしゃいませ。

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2009/10/10 11:58
何かから逃げている方にお薦めです。

恋愛に関する事だけは臆病になりがちな三人の主人公、それぞれの理由と結末は様々ですが何処か清々しく感じました。 若い方でも、ちょっと大人の方でも、共感出来たり一緒に悩んだり出来ると思います。 短編集で、最後まで気分が途切れる事なく物語を追えたというのも素敵でございます。 是非どうぞ、行ってらっしゃいませ。

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2009/10/08 09:21
知ろうとする事から始まる物語。

読み辛いかも、内容も身近ではなくて、ランキング上位の作品を読み慣れている方にはキツいかも知れません。 でも、お薦めします。 淡々とし過ぎていると思われるか、それが味なんだと思われるか、両極端の感想が出そうな不思議な雰囲気の作品でございました。 私は後者で面白いと思うのですが、いかがでしょう。 どうぞ皆様、行ってらっしゃいませ。

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2009/09/30 10:02
『平和』の為に書かれた作品だそうです。

今、普通に生活している色々な記憶を持ったまま読める物語でございました。 中途半端に異世界内だけの平和を語るよりも、現実に置き換えられそうな感じで伝えたい事をハッキリさせているのが素敵でした。 それでも、あくまで架空。 理想的過ぎて先が見えない雰囲気まで現実と重ねられる感じ、でもあるような気がしました。 作品は『絵本・童話』ジャンルの作品ですが、大人でも普通に読めます。 このジャンルだからといって、ヘンに平仮名ばかりだとか、簡単な言葉で書かなきゃ、みたいな余計な気をつかって無い所も好きなのです。 是非どうぞ、行ってらっしゃいませ。

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2009/09/29 09:24
各種イケメン取り揃えております。

『歩けば』どころではなく、普通にしていたのにイケメンがワラワラと湧いて出て来る……果てしなく広がる夢を見たような感じでございました。 そしてただ甘々な物語のようでも、実はさり気なく家族愛的な所にも重点を置いていたりする、そんな所が素敵。 キチンと辻褄の合う妄想をしたい方にお薦め出来る作品でございます。 是非どうぞ、行ってらっしゃいませ。

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2009/09/28 10:26
短編集でございます。

とりあえず、華麗なスルーをかます人の物語が好きです。 ギュッとされたような父の日の物語も大好きです。 すぐに終わってしまう物語ほど印象深い作品を作るのは難しいはずなのに、強烈に頭に残りました。 どこから読んでも大丈夫でございます。 どうぞ是非、行ってらっしゃいませ。

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2009/09/24 10:12
食わず嫌いはせずに。

読んでみて欲しい作品でございます。 開いて数ページで慣れた方はハマるはず、と思いますが、どうでしょうか。 カッコいい事と悪い事をハッキリさせている所も素敵でございました。 彼女をオトすと宣言してから目まぐるしい10日間、プラス1日を是非どうぞ、行ってらっしゃいませ。

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2009/09/18 10:43
物語は残酷な現実、でも。

続きを読みたくてページを捲ってしまう、という感じでございました。 人によっては賛否が分かれそうですが、あえて切り取った感じが私は好きです。 強烈に頭に残る作品を探している方にお薦めしたい作品です。 どうぞ行ってらっしゃいませ。

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2009/09/15 09:18
自分の中身を位置確認。

なんだかヒトが持つ黒いモノをサラッと見せられたような、気持ちのイイ作品でございました。 独白系の小説は好みじゃない、という方もページ数が少ないこの作品からいかがでしょうか。 是非どうぞ、行ってらっしゃいませ。

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2009/09/11 08:37
なんだか黒い物語。

背景色のせいだけではなく、疑いや真意の見えない何か黒いモノが渦巻く物語でございました。 ××が好きな方にお薦め、と言い切れない程に幅広いジャンルに跨る感じは読んでいても飽きなかったのです。 動物の黒兎は可愛いだけですが、『黒うさぎ』は何か凄いです。 どうぞ是非、行ってらっしゃいませ。 面白かったですよ。

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2009/09/10 09:49
旅の始まりの物語、いかがでしょう。

まずは145Pのコチラから、という感じでございます。 続き物らしいのですが、良く練り込まれていて濃いので単品でも充分楽しめます。 主人公がキチンと男らしいのが素敵でした。 会話や思考辺りもブレる事なく、またイイ感じでして。 甘いのとかスカスカなのばかり読む羽目になって嘆きたい時は是非、どうぞ行ってらっしゃいませ。 潤います。

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2009/09/05 10:25
確かに天使のような。

『盲目』って難しいと思うのです。 なので突っ込み所は有りそうですが視点切り替えで、ちょうど良いぐらいの自然な感じで押さえているような気がします。 架空ではあるけれど、国家の在り方や内乱や陰謀など、ちょっと複雑になりそうな場面も簡単な言葉で飽きられないよう狙ったのも分かります。 見事、そこにハマりました。 ページ数は多めに見える物語ですが読んでみると、あっという間です。 目が見えない事以外は元気で素直で純粋な姫、あまりに理想的過ぎて『これは無いだろ』を通り越して応援したくなります。 是非どうぞ、行ってらっしゃいませ。

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2009/09/04 10:11
“自称詩人”に飽きた方々へ。

好キ、愛シテルを連発してるだけの詩やら何やらはイイ加減お腹いっぱい、という方々、元々エッセイなんか読まないという方々にもお薦めしたいです。 『詩』の書き方は? 『エッセイ』ってドコまで書く? んな形式なんて知りませんが、きっと知らない方が面白いのです。 ワザと隠したり、吐き出したり、見せびらかしたり、そうやって言葉で遊んだ者の勝ちだと思うのです。 どうぞ是非、行ってらっしゃいませ。

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