・約束
出会い
ある日、隣りの空き家に引っ越してきた家族。
挨拶まわりで両親に連れられてやって来た男の子は、
ちょうど私と同い年だった。
「私、小田春夏です。よろしくね」
「…大木…雅也です」
転勤族の為、友達を作っても直ぐにお別れすることが多く、
雅也は物心ついた頃から、別れが寂しくなるから…と
親しい友達を作る事を避けるようになっていたらしい。
…でも、私は…そんな雅也の気持ちも知らず、
友達になりたくて、幼稚園でも、家に居ても、
やたらと雅也にちょっかい出していた。
その甲斐あって(?)か、徐々に雅也も心を開いてくれて
立派な‘幼馴染’に。
そして、月日は流れ お互いを意識するようになり
小学6年生になった頃、私達は……
「雅也のコト…好きだよ」
「…えっと…オレも」
ずっと変わらず、このまま二人は一緒に居られると思ってた。
挨拶まわりで両親に連れられてやって来た男の子は、
ちょうど私と同い年だった。
「私、小田春夏です。よろしくね」
「…大木…雅也です」
転勤族の為、友達を作っても直ぐにお別れすることが多く、
雅也は物心ついた頃から、別れが寂しくなるから…と
親しい友達を作る事を避けるようになっていたらしい。
…でも、私は…そんな雅也の気持ちも知らず、
友達になりたくて、幼稚園でも、家に居ても、
やたらと雅也にちょっかい出していた。
その甲斐あって(?)か、徐々に雅也も心を開いてくれて
立派な‘幼馴染’に。
そして、月日は流れ お互いを意識するようになり
小学6年生になった頃、私達は……
「雅也のコト…好きだよ」
「…えっと…オレも」
ずっと変わらず、このまま二人は一緒に居られると思ってた。
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