モザイク
「うっわあ~!」

「な、来て良かっただろ?」

「うん。こんな風に、紅葉見るのって何年ぶりだろ?」

「上まで行くともっとすごいって、昨日ラジオで言ってた。

 行くよな?」

「うん」



私。高畠七海(たかはた ななみ)は、

10年ぶりに会った幼馴染、

相田時宗(あいだ ときむね)と何故か、

奥日光の山の麓に来ている。


昨夜、

≪話がある≫

と言われ、車に乗せられあれよあれよと言う間に、

こんな山奥に連れてこられた。


話があるなんて言いながら、

全く持って特別な話じゃなくて、

来る道々、

昔の話ばっかりで、

まあ、楽しくないわけじゃないけど。


一体何なのか。

そんな疑問がぐるぐると頭を回っていて、

なんだか話に集中できないんですけど。








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