孤高の金髪ウルフ
つまらない毎日

つまらない



私の父は、私が三歳の時に亡くなったと母親から聞いた。


でも、私のアルバムには四枚の写真しかない。


私が産まれた日。


一歳の誕生日。


二歳の誕生日。


そして…最後となった、三歳の誕生日。

私を抱いて、ニッコリ笑う父。


真面目を絵に描いた様な人。


でも、四枚の写真の父はどれも、幸せそうに微笑んでいた。


< 1 / 18 >

この作品をシェア

pagetop