マイルド・ガールとワイルド・ボーイ2
†prologue†
「………連右……大事な話があるの。座ってくれる……?」


「へっ……?あ、ああ」


困惑しながらも、テーブルを挟んで真向かいに座ってくれたのは――――…私の“旦那様”。


高校1年生の時初めて会った時からイケメンだったが、8年経ってもピカイチなカッコ良さは健在。


ネクタイを緩める姿がフェロモン炸裂で、“妻”なのに顔が赤くなった。


「大事な話って…何だよ、紀香………」


連右が真剣な面持ちで聞いて来る。


私はゆっくりと息を吸って、テーブルの上に1冊の小冊子を置いた。


「今日、病院に行って来たの………」
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