君の世界には
俺が君に惹かれた理由
ピチチチチ・・・・

いつもどおりの朝、俺は学校へ
登校した。

「あ、歩(アユム)くんおはよーっ」
「歩くーん」

「おはよう」(ニコッ)
8割方が女の子の声だった。

さて・・・

ガララ・・・あ、いる。
窓際で、眠そうに座ってぼーっとしている
前髪の長めな女の子
“未来(ミライ)”だ。

「おはよう」
「ん、おはよ・・・。」

俺はこの子が好きだ。
クラスの女の子達からは「変わってる」というだけで
ハブられてるくらい暗そうだけど。

何故この子が好きになったのか。
それは1ヶ月前のことだった。
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