密の味~甘い脅迫~
彼氏がいるのにアイドルと…


「ほら、着いたわよ」


完全に酔いつぶれた玲を何とか部屋に運び込み、ベッドに寝かせた。


まったく。


まだ未成年のクセに、お酒なんか飲んで。


一体、何を考えてるのか。


ベッドの傍らに腰掛け、無防備に眠る玲をじっと見下ろす。


ここ最近。


随分派手に遊び回っていて。


その度に私を呼び出し、この有様だ。


マネージャーとして。


色々フォローはしてるけど。


玲は今や、うちの事務所の看板アイドルだ。


色々ややこしくなる前に、そろそろ自重させないと。


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